軽~い桐の椅子
人に負担をかけさせないバリアフリーの素材

1994年(平成6年)に開発した桐の椅子は強度的な問題があり、頑丈な作りの桐の椅子でした。

当時はデザイン重視というより安全性を考えると桐材も厚めのものを使い、どっしりとした重い椅子しか作れませんでした。

桐で作っているのに何故、桐の特長である軽さが出せないんだと随分悩みました。
強度を優先するとぶこつなデザインの重い椅子になります。
また、デザインを考えると手仕事での曲線は限界があります。
例えば出来たとしても時間がかかり過ぎ、コストに影響します。 生産性も上がらず、高コストになり積極的な販売につなげられません。

座面は桐の特長である温かいということだけはクリアーするのですが、フレームのジョイントの部分が問題で、安全性を考えるとやはりしっかり作ることを優先します。
そうすると重い椅子に仕上がってしまいます。

毎日こんな事ばかり考えている時にたまたま、取引先で納入先が倒産し、キャンセルされたブナを曲げた椅子のフレームを買い取って貰えないかという話がありました。
すぐにそのブナのフレームを取り寄せ、またデザイン性も考えて「これで行こう」という事になり、1995年に桐のダイニングセットの桐の椅子としてIDSデザインコンペに出品しました。

この時、この桐のダイニングセットはIDS賞をいただきましたが、やはり納得しませんでした。

まだ重いのです。
桐の椅子なのに・・・

数年間悩み続けました。「何故、軽い椅子が出来ないんだ?」・・・

ある時、強度と軽さの問題を同時に解決する発想がひらめきました。
それが2,500グラムを切る桐の椅子の開発につながりました。
この軽〜い桐の椅子は多くの方に愛用されております。

今までは誰も気づかなかったのです。
軽い椅子、軽い家具は使い易いということに。

その後、桐で様々な軽い家具を提案することがユーザーの方々からこれほどまでに悦ばれるとは・・・

バリアフリーとは安全、安心という意味合いだと受け止めております。
桐の軽さは人に負担をかけさせないバリアフリーの素材なのだとつくづく納得します。
今では、桐の椅子のバりェーションも増え、多くのご愛用を頂いております。

また、軽い、温かいという桐の特性に加えてイシモクは「優しい桐をもっとやさしく」をコンセプトに触り心地の良い仕上げを常に心がけております。

一度イシモクの桐たちに会いに新潟のギャラリーまたは日本橋店にお越し下さい。

きっと優しい桐たちにあなたも出会えますよ。そしてイシモクの桐たちの魅力に取り憑かれますよ。

だって本当にイシモクの桐は優しいんだから!

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